Joseph Campbell『A Skeleton Key to Finnegans Wake』新品を購入後、一読もしないまま書棚にて保管していました。購入時からあるヨレ(写真3枚目)はご容赦ください。ジョーゼフ・キャンベルの『フィネガンズ・ウェイクを読み解く親かぎ』の原著です(邦訳はありません)。「ジェイムズ・ジョイス研究者にとっては必読書のひとつ」(翻訳家・飛田茂雄)であるようです。キャンベルは難解なジョイス語の読解に成功し、ジョイス作品を「傑作」と評しています。また柳瀬尚紀氏が、「翻訳に最も役立った本」として挙げていたと記憶しています。たとえば作中に出てくる数「1132」(ちなみに『ユリシーズ』にも出てきます)。これが新約聖書の『ローマの信徒への手紙』11章32節と関連しているなど、興味深い指摘があります。不従順ゆえに憐れむべき存在、この逆説に、ジョイスは人類の真理を見出したそうです。最近、河出書房新社から『フィネガンズ・ウェイク』の邦訳が復刊されました。この機会に解説書もいかがでしょうか。あくまで素人保管ですので、お気になさる方はご遠慮ください。よろしくお願いします。#ジョイス#ジェイムズ・ジョイス#ダブリナーズ#アイルランド文学#柳瀬尚紀#ポストモダン#イェイツ#荒れ地#ユリシーズ#若き芸術家の肖像#フィネガンズ・ウェイク#ジョーゼフ・キャンベル#村上春樹#比較神話学#神話#ジョーゼフキャンベル#ジョージ・ルーカス#スターウォーズ